ワコム、手書き入力機能を持つソリューションの普及を目指してパートナープログラムを開始

株式会社ワコムは、当社の液晶ペンタブレットを入力装置とする、手書き入力機能を備えた業務系ソリューションの普及と拡販を促進するための施策として、ビジネスパートナーシップの強化とネットワーク拡大を目的にした「ワコムソリューションパートナープログラム」を本日より開始します。このプログラムは、業務ソリューションやアプリケーションを開発するソフトウェア・ディベロッパーやシステム・インテグレーター、また、それらを販売する販売代理店などを対象に実施します。

当社の液晶ペンタブレットで実現する手書き機能は、マウスなどで単に線を引くだけのものではなく、筆圧を表現しながら自然な感覚で文字や図形を書き入れることができます。工業デザインの制作をはじめ、医療機関における電子カルテなどへの書き込み、教育機関の電子黒板機能、さらに金融・保険業界での契約書への電子サインなど、幅広い用途で利用されています。

プログラム参加企業とは、これまで当社が上記の市場に提供してきた手書き入力に関連する機能開発や市場ニーズの情報を共有し、エンドユーザの多様な入力インターフェースの要望に迅速に対応する体制を構築します。また、液晶ペンタブレットのSDKサポートを行いながら、参加企業同士の連携、各業種のソリューションとの統合を実現して、ビジネス拡大の支援を行います。当社は、このプログラムで手書き機能を装備したシステムを効率的に構築できる点を訴求することで、全国規模で需要を喚起します。

本プログラムでは、手書き入力ソリューションの開発・販売を行う企業を対象にした「Developer Program」と、当社製品を含むソリューションの販売を行う企業を対象にした「Reseller Program」の2プログラムを用意しています。参加するプログラムに応じて、液晶ペンタブレットの製品情報、開発支援、販売・販促支援などのサービスを個別に提供します。これまで約50社の企業から参加表明を受けており、2010年12月までに100社の正式参加を目指します。



【7月9日までに参加を表明している企業】（一部のみ記載）
株式会社NEC情報システムズ、株式会社岡山情報処理センター、株式会社トッパンシステムソリューションズ、トプコンメディカルジャパン株式会社、三菱電機コントロールソフトウェア株式会社など