version

2/10/2010

ワコムのペンタブレットを使用したペーパーレス、印鑑レスの契約システムが、三井住友海上火災保険の火災保険において利用開始

株式会社ワコムは、三井住友海上火災保険株式会社が当社のペンタブレットを使用して2007年から運用していた自動車保険の電子契約手続を、2009年12月から同社の火災保険でも運用を開始したことをお知らせします。


【サイン入力の様子】


【サイン入力画面】


同社は2007年10月から従来の自動車保険申込書を電子化し、当社のペンタブレットを使用して入力した電子サインで契約手続きを行う「電子計上システム」を運用してきました。このシステムでは、申込書と印鑑を使用せず、お客様にノートPC上の画面で契約内容を確認いただく「電子契約手続」で契約の申し込みが完了します。運用開始から同社では、以下のような業務効率の向上が見られました。


●ノートPCを利用して、その場で条件の変更、保険料の試算・見積もりができるため、誤りなくお客様のニーズに合った契約内容で契約手続きが行えるようになった。
●更改申込書の作成、契約手続から証券の発送まで、一連の事務処理の流れが電子化されたため、書類のやり取りや紙情報の入力作業が不要になった。
●申込書がなくなり、書類の配送や保管などにかかるコストが削減された。
●契約内容の入力ミスによる書類の差し戻しやチェック業務がなくなった。


同社はこの「電子計上システム」でもたらされた業務上のメリットを、自動車保険に次いで取り扱い件数が多い火災保険の契約でも活かすため、2009年12月から運用範囲を拡大しました。これに伴い同社の火災保険を販売する主要代理店では、同システムと当社ペンタブレットを使用した手続きが順次開始されています。同社ではこれにより、契約締結にかかる効率化と正確化を、さらに広げることができるとしています。

現在、手書き電子サイン入力の需要はヨーロッパを中心に高まっています。具体的には、金融機関での口座開設やクレジットカード決済のサインを電子化して手続きの流れをシステム化することで、業務効率の向上とペーパーレスが実現されています。当社製品を使用した電子サイン入力は、ドイツ・ベルリン州立銀行、スペイン貯蓄銀行、フランス電子公正証書、IKEAドイツ店舗、スイスの通信サービス企業などの分野で実績があります。当社は今後も入力機器とともに関連アプリケーション開発用キット(SDK)を提供して、システムインテグレータとともに顧客の用途に合った電子サインシステムの開発を支援します。




■この発表に関するお客様からのお問い合わせ先■

ソリューション営業部 法人営業グループ
電話:[東京] 03−5337−6706、[大阪] 06−6374−0074
Eメール:pl(at)wacom.co.jp

■この発表に関する報道機関からのお問い合わせ先■

広報室:
電話:03−5337−6702
Eメール:wacom-pr(at)wacom.co.jp