

様変わりした教育現場では、教師の頭を悩ませる課題が山積みです。対面授業が再開されても、eラーニングツールで自宅からリモートで授業に参加する生徒がいる場合の効果的な授業方法とは?オンラインと対面という学習環境の違いからくる、生徒の取り組みの温度差にどう対応したらよいのか?リモート学習を学校の日常に溶け込ませるのは、どうしたらよいか?
このような問題に取り組むためには、教師同士が効果的に協力し合う必要があります。つまり、サポートネットワークの構築や意見交換を通じて、新しいテクノロジーについての理解を深めることが求められます。今後数ヶ月、数年にわたり続くと考えられる教育とeラーニングの進化にそなえて教師のネットワークを築き、維持するためのヒントを以下にご紹介します。
eラーニングの普及が急速に進むなか、オンライン授業に関するヒントや授業計画を共有するのは前よりもずっと楽になりました。既存技術を活用するだけで、そのような共有ニーズに対応できます。Google DriveやDropboxなどの共有フォルダサービスは、授業計画やワークシート雛型を保存するのに便利です。後者のサービスであれば、ビデオ通話中のチャットやメールでリンクを生徒と手軽に共有できます。
共有フォルダはテーマごとに分け、使い慣れない人でも必要なファイルがすぐに見つかるように工夫します。さらに、資料フォルダを作成して、そこにeラーニングやハイブリッド授業に関するケーススタディやオンライン記事を集めるのも一案でしょう。教師のネットワークという枠を超えて在野の専門家から最新技術の知識を学べれば理想的です。このような取り組みは生徒の学力向上に非常に役立つばかりてばなく、授業計画の作成といった、教師のルーチンワークを軽減する効果があります。
コロナが終息に向かったとしても、eラーニング躍進の流れは変わりそうにありません。つまり、オンライン授業に役立つツールを学ぶには、今が絶好のチャンスなのです。必要な研修を他の教師や同僚と共有できれば、それに越したことはありません。オンライン会議やウェビナーを積極的に利用して、バーチャル電子黒板や双方向型授業ツールなどのプラットフォームについて一緒に学んではいかがでしょうか。共同研修なら他の教師とテクノロジーについての疑問を話し合う機会もあり、自校での導入や運用に向けた検討が具体化します。また、模範例のような教材を作成するスキルが磨かれます。そして、学校でも在宅学習でも同じテクノロジーを使用しながら、生徒が同じペースで学べるようにサポートできます。
各種ツールを自ら把握してこそ、教師も生徒に使い方をアドバイスできます。学校から貸し出されたパソコンを使って初めてオンライン授業に参加する生徒にとっては、特にこの指導は欠かせません。
実際に人に会うことがなかなか難しい時代にあって、今流行のオンライン会議ツールを活用して他の教師と交流し、教室運営にまつわる体験を共有し合うのは有益です。自宅からリモートで授業に参加する生徒が教室にいる生徒と関わり合う場面を増やすには、どのようなテクニックが有効なのでしょうか。本人の姿を学校で見ることはなく、毎日、パソコンの画面越しに話すだけの生徒と、教師はどのように関係を築いたらよいのでしょうか。そのいずれの問題にも有効な手立てとなるのが、Wacom Oneのようなワコムの液晶ペンタブレットです。Wacom Oneはサブモニタとしても使えるので、バーチャルな環境でも生徒と双方向のやり取りが可能になります。また、スマートペン技術により画面上で手軽に生徒のノートを添削し、共同作業を進めることができます。
毎週、職員会議をオンラインで開催すれば、これらの問題を全体で取り上げることができます。これは、活発な情報交換の場であった職員室の代わりとなるものです。定期的に会議をもつことで、教師間の支援ネットワークを拡充させ、授業の質を高めるととができます。
Wacom Oneは授業と相互コミュニケーションの強い味方です。紙に書いているような自然な書き味と、13.3型サイズで使いやすいのも特長です。生徒と教師の絆を強め、アイデアの活発な共有を促します。Wacom Oneをパソコンや対応Android端末につなぐだけで、すぐに使い始められます。
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Wacom One 13
自然な書き味のペンで高解像度のディスプレイに直接描くことで描画、デザイン、作品制作ができます。