

ビデオ通話によるオンライン授業と共同作業のツールは、教師が生徒の学力を把握し、伸ばすために欠かせないものです。対面授業がなくなっても、学習の道が絶たれるわけではありません。しかし、問題は遠隔でもいかに効率的に学ぶかです。生徒のやる気を保ちながら、学習効果を最大限に高める方法を以下にご紹介します。
対面授業でもそうですが、ビデオ通話による授業でも明確な学習目標を生徒に示すことが大切です。学習目標は事前にメールで伝えてもよいし、オンライン授業の冒頭に説明してもよいでしょう。それによって生徒たちも授業への心構えができ、学習意欲が高まります。
活発なクラス運営の秘訣の一つは、オンライン授業の前にメールやグループチャットで課題を与えておくこと。それによって教師は授業で取り上げる話題ができ、生徒も概要を把握したうえでオンラインセッションにのぞめます。ここでいう課題とは昔ながらの宿題でもいいですが、クラスメートと協力して行う研究プロジェクトなどでも面白いかもしれません。
オンライン一斉授業であっても、グループ学習を取り入れる方法がないわけではありません。ビデオ通話を始める前に、グループ分けしておきます。授業中にグループ学習の開始時刻になったら、いったん全体通話を終了します。そして、決められたメンバー同士でつなぎ直し、二人組または少人数グループで課題に取り組みます。通常のグループ学習と同様に、最後にグループごとに全体発表を行わせてもよいでしょう。
リアルの校外学習が無理でも、バーチャル空間なら子供たちを世界中のどこにでも連れ出すことができます。オンラインのリソースを活用するこで、ワクワクするような場所で授業することが可能になります。有名な美術館の見学はもちろんのこと、サファリパークをジープで周遊したり、自然保護区域や自然公園でトレッキングしたりと、様々な展開が考えられます。世の中には授業に活用できるオンラインリソースが豊富にあり、大抵は無料で提供されています。じっくり検討して、バーチャル教材としてクラスで体験するのに最適なビデオツアーを選びましょう。
複数人で同時進行的に書き込める共有ファイルは、生徒のグループ学習に最適です。レポートやマインドマップを共同作業で仕上げることも、これまで以上に容易になります。使い方は簡単。生徒にファイル編集への招待メールを送るだけです。さらに便利なのは編集履歴の機能で、誰がどの書き込みを行ったかを確認できます。なによりも教師にとってありがたいことは、共有ファイルに注釈を付けられることです。また、生徒たちが提出した課題をタブレットで採点したり、添削したりするときにも便利です。授業にワコムの液晶ペンタブレットやペンタブレットを活用することで、手書きでメモを取ったり、編集したりすることができます。手書きは学習内容の記憶と定着に役立つことが科学的に実証されています。
遠方の専門家を講師に招く場合、移動の調整が必要です。オンライン講義ならば、そのハードルはずっと低くなります。在宅勤務が増え、出張が第一の選択肢ではなくなった現在、オンライン講義は依頼しやすくなっています。ゲストスピーカーをオンラインの教室に迎え、貴重な話を聞くことができます。このような特別講義でクラスの学習意欲を高め、さまざまなテーマを多角的に捉える視点を養うことができます。
バーチャル電子黒板はオンラインで自由に共有でき、ビデオ通話アプリへの統合も簡単です。特に理数系の問題を解いて見せるときに、オンラインでも黒板が使えると便利です。バーチャル電子黒板は生徒の学習理解を助けます。さらに、黒板のスクリーンショットを撮って保存すれば、後から見直すこともできます。手書きの教材やメモは、書いた人の息づかいを感じさせ、より多くのことを語ります。パソコンで作成したプリントや資料よりも、相互コミュニケーションを活性化するとの研究結果もあります。
Wacom Oneは教える側と学ぶ側の両方に役立ちます。授業のなかで概念を図解したり、共同作業したりするのに役立つほか、創作表現にも使用できます。バンドルソフトウェアも利用でき、パソコンの他に一部のAndroid端末でも使用できます。13.3型の使いやすいサイズで、紙に書いているような自然な書き味で使用できます。インタラクティブな学習の世界を新たに切り拓きます。
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Wacom One 13
自然な書き味のペンで高解像度のディスプレイに直接描くことで描画、デザイン、作品制作ができます。