Cintiqシリーズそれぞれのコンセプト
製品開発を行う上ではじめに行うのは製品企画です。Cintiqシリ ーズの中でも、それぞれ製品のコンセプトは異なります。どのよう なユーザーモデルに向けた製品にするのか、それならばどのよう な部分をどう変える必要があるのか、と考えていくわけですね。た とえば最新のCintiq 13HDであれば着脱式のスタンドを用意し、 幅広いクリエイティブ・ワークに対応できるようにしています。 Cintiq 22HDとCintiq 22HD touchでは、あらゆる角度から画面 にアプローチできるよう、回転可能なスタンドを用意しました。 Cintiq 24HDとCintiq 24HD touchでは、長時間の作業の負担 をより小さくするために、様々な角度、高さの調整や、机よりも手前 に引き出して描画をおこなうことができる新世代スタンドを装備して います。またCintiq 22HD touchとCintiq 24HD touchではマ ルチタッチ機能を搭載し、より直感的な作業を出来るようにしまし
た。
新たなスタンダード
Cintiq Companion
Cintiq Companionシリーズは、Cintiq 13HDの機能をそのま まに、マルチタッチ機能を搭載し、さらなるクリエティブワ ークの効率化を図るとともに、Android OSを搭載しラフスケ ッチなどを外出先で可能とするCintiq Companion HybridとWindows 8を搭載し、いつでもどこでも同じ環境でクリエイ ティブワークに取組むことのできるCintiq Companionの2モ デルがあります。このCompanionシリーズの開発はちょっと 大変でしたね。とにかく新しい形の製品なので、特に使い勝 手の部分などは、制作過程のサンプルでいろいろ試していか ないとわからない部分があったりするんです。おかげさまで プロクリエイターの方をはじめ、多くのユーザの方に喜んで いただいて嬉しい限りですが、われわれとしては、より幅広 い方々にご利用をいただいて、ご意見をいただくことができ ればと思っています。ポテンシャルのある製品なので、もし かしたら、これまでにない新たな使い方が出てくるかもしれ ません。